ねっこトラベル

江古田のねっこカフェ店主の旅ブログです。

ジョグジャカルタの朝ご飯

イリアナが市場で大人気のお店で早朝から並んで買って来てくれたのは、ジョグジャの伝統料理のグドゥッ。ココナツシュガーなどで鶏や卵を甘辛く煮たもの。
地元民は、おかゆと一緒に朝ごはんに食べる事が多いらしいのだけど、イリアナが普通のご飯と食べる方が美味しいよと言うのでそうする事に。
ご飯や野菜、グドゥッの全てがバナナの葉の中にギュッと包まれていて、外国に来た気分が高まる。
グドゥッの肉が鶏の脚だったものでmofuwaさんはギョッとして、そっと平然と食べているねっこさんの様子を探る。
普通に骨から身を剥がして食べたらいいよ、とは言ったけど確かにビックリさせたかも。

でも、ひえー!!と言いながら写真撮ったり、ちゃんと食べてたのでひと安心。
水牛の皮の辛い味付けもオススメだけど、本当に辛いからちょっとずつ食べて、とイリアナ。本当にビックリするほど辛いけど美味しい。
食感はほしゅっとしていて、もうちょっと牛すじみたいに弾力があったらなぁ。。。なんて。
ローカルのおやつやフルーツも何種類も用意してくれて、あれも食べてみて、これはどう?と勧めてくれる。こういうところ、イリアナ母娘は激似だわ。。。

そうこうしてるうちに、レッスンの時間が迫っていて、大慌てで出発。
 観光地っぽい街並みが終わって、本当に片田舎みたいなところに出た。
車が通れる道が途中で終わってしまって、本当に合っているか不安になったけど、この辺で道に迷うのはバティック教室目当ての外国人くらいだもんで、すぐに近所の人たちがあっちだあっちだと教えてくれた。建ち並ぶ民家の隙間のような路地で子供達が遊んでる感じの、ほんとにローカルなエリア。
ちょっと遅れてゴメンナサーイ!と言いつつレッスンに加わる。

インドネシアの旅 ジョグジャカルタ①

大学が多く、若者で溢れるジョグジャの夜は、遅くなってもなかなか活気がある。
市場みたいな場所も開いてるし、なんだかナイトライフも楽しそうねと言ったら、観光客は迂闊に近寄れないほど物騒な場所もあるのよ、とはイリアナ談。
もちろん安全に楽しめる場所も、めいいっぱいある。
mofuwaさんと、今回は弾丸だけどいつかもう一度ゆっくり来てみたいねなんて、まだ一泊もしてないうちから盛り上がっちゃった。

カーチャンの別宅のゲストルームは、古いながらも広くて快適。
シャワーはお湯が出るのがありがたいのだけど、温度の調整が難しいうえに排水が悪いので、先に入ったmofuwaさんは上からも下からもアツアツのお湯に攻撃されたらしい。

そろそろ寝ようとベッドに入ってしばらくしたら、クククク、、、と鳴き声が。そして、トッケー!トッケー!と豪快な声で鳴き始めて、私は大興奮!
東南アジアはいろんな場所に行ったのだけど、トッケーの声を実際に聞いたのは初めて!
ひゃー!トッケーだわー!とウキウキしながらも爆睡。
トッケー!!と叫ぶ前に、クッとかキュとか、毎回喉ならしをしてから始まるのが可愛らしい。
大型のヤモリみたいな爬虫類らしいのだけど、姿を見るのはとても難しいみたい。
いつか見てみたいなぁ。


朝起きて出かける準備して、イリアナたちを探すも見つからない。
ハウスキーパーさんが掃除していたので聞いてみたのだけど、全く一言も英語が通じない。でもなぜか全く拒否感を感じず、とても感じが良い。
お湯の出るウォーターサーバーがあるので、日本から持ってきたインスタントコーヒーを飲みながら待っていたら、私達の朝食を調達に行ってたイリアナたちが帰ってきた。

ジャカルタからジョグジャカルタへ

インドネシアの食事は少し甘みは強いものの、大抵美味しい。
おやつも、和菓子っぽいものもあって、日本人には食べやすい味だと思う。
それなのにどうした事かと思う程まずいサンドイッチを機内で配られる。
これはヒドイ、、飛行時間も1時間くらいだし、いっそ飲み物だけの方が親切なのでは?なんて言いつつちょっと齧る。

さんざん遅れた飛行機の到着時間だったけど、ジョグジャカルタに到着したら今度は荷物がいつまで経っても出てこない。迎えに行くからと言われていたので、イリアナに状況説明の電話を入れたら、どうやらイリアナの兄がドライバーと2人で待っているらしく、そっちに電話かけてみるね、と伝言ゲームみたいになってしまった。
さらに1時間弱待って、そのうち到着便の便名表示が消えて、あちゃー!2人分荷物ロストかも。カウンターに行ってみようか、というタイミングでやっと出てきた。
外に出ると、疲れ果てた顔のイリアナの兄が。本当に申し訳ない。
機内食まずかっただろう?ジャカルタジョグジャカルタの間の便は毎回アレなんだよ。というイリアナの兄の説明を聞きながら、カーチャンの別宅に到着した時には時間が遅すぎて、夕食の選択肢がほぼ無かった。

地元の若者に人気だという、安くて遅くまで営業している食堂に入る。
小さくダイス状にカットしてある、水牛の胃袋の煮込みが辛いけど美味しい。
主食は米だし、野菜多めの定食スタイルのナシチャンプルーが基本なので、外食が多めでも栄養バランスが取りやすい。長旅は慣れない食事と外食続きっていうのがダブルパンチになるから、インドネシアの旅はこういうところもありがたい。
空港でものすごく待たせちゃったし、ジョグジャでは私のワガママに付き合ってもらうので、ここでの食事は私達が払う事に。
私もイリアナもご飯は相手の分も払いたがるので、一緒に食事に行くと毎回支払いの競争みたいになる。
帰り道にツーリストオフィスに寄って、次の日のバティック教室の予約を入れる。
5時間半の本格的なコースが、なんと一人当たりたったの約2000円だった。
なんか、申し訳ない程の金額。。。

インドネシアの旅 ジャカルタ前編⑤

インフォメーションのお姉さんに乗り場を聞いて、やっとこ乗れたタクシーをイリアナの家に待たせといて、2人で部屋にスーツケースを取りに行ってる間、なにやらビモが運転手と話し込んでる。
飛行機のチケットにはターミナル2と書いてあるのだけど、ガルーダの国内線ならターミナル3のはずだから、ターミナル3に行ってもらうように話しておいた、との事。
印字もされてるのに本当かなぁ? なんて疑ったけど、結局は本当にターミナル3だった!
ありがとうビモ!

飛行機の出発を待つ間、土産物屋の変なTシャツで盛り上がる。

mofuwaさんが色々言いながら、Tシャツを自分のぶんとお土産用に何枚か購入。
私もバティックのアンサンブルがひとつになったようなワンピースと、肩の開いたシャツ、なんか足りなくなりそうだから鳥の絵が入ったTシャツ2枚を購入。

あまり選択肢がなかったものだから、mofuwaさんとねっこさんそれぞれのお買い上げTシャツが、同じ鳥の絵が描かれてて色違いと、違う鳥だけど色が同じもので、この後、謎の町内会感を醸し出す事に。。。

なんかしら大雨の影響があったのか、1時間以上飛行機が遅れている。

暇つぶしにコーヒーでも飲もうと買ったら、高いのに全然美味しくなくてしょんぼり。
空港なのに鳥が結構周りを飛んでる。バードストライクとか大丈夫かなぁ、なんか鳴き声まで聞こえない?変じゃない?なんて話してたら、なんと2羽は空港のガラスの内側を飛んでて、2人とも目が点に。どういう事?!
そしていよいよ機内に、という時に飛行機のエンジン部分に空港スタッフのお兄ちゃんが腰かけて電話に夢中。
機内にはなぜか蚊が飛んでるし、いよいよ東南アジアらしさ発揮。

インドネシアの旅 ジャカルタ前編④

ジャカルタには、グランドインドネシアというものすごく大きなショッピングモールがある。
どのくらい広いか説明するのに苦労するくらい広い。
家を出る時にビモから、なんとか出口からタクシーに乗らないと、家まで遠回りになるからね!とか忠告されるほど。
mofuwaさんと2人で迷子になりつつも、イリアナからオススメされたインドネシア国内の民芸品を扱うお店で、バティックの値段に驚愕したり、間の抜けた木彫り人形に大笑いしているうちに、うっかり時間のほとんどを消費してしまって焦る。
2人ともその場で買おうか、後日にしようか悩みに悩んで、こんなにヘンテコな人形は早々に売れないよね!なんて失礼な判断を下して売り場を後にした。

お昼ご飯は手軽なところで食べたいのだけど、食事エリアの日系チェーンの強い事!
ジャカルタではそこら中にある吉野家を始め、はなまるうどんとか、CoCo壱とか、ラーメン屋とか、違う意味で選べない!
やっとこマレーシア料理のチェーン店を見つけて入る。

とか言ってるけど、実はインドネシア料理だと思って入ったのでした。
ナシレマという日本でいうところの定食を頼んだのだけど、イリアナにインドネシア語だとナシチャンプルーでしょ!とツッコまれた。確かに。
イリアナはちょっとマレーシアに対するライバル心が強い。
どこの国もお隣さんとはちょっと仲が悪いのかしらね。

お昼ご飯中も滝のような雨が降った。
乾季なのに、大丈夫かしら。。。(飛行機やこの後の行程含めて)と心配になる。

インドネシアの旅 ジャカルタ前編③

翌朝目が覚めたら、とりあえずコーヒーでももらおうと部屋から出たら、ねっこさんとは何度か対面している懐かしのイリアナ母がダイニングに!
思わずカーチャンと呼びたくなる、気さくで豪快な人。
朝からお互いに妙なハイテンションで久々の再会を喜びあう。
mofuwaさんの事も紹介して、カーチャンの事もmofuwaさんに、、と思うのだけど、通訳するそばからカーチャンが喋るので会話が成立し辛い。
でも大歓迎の雰囲気は充分mofuwaさんに伝わって、一安心。

そしてイリアナもカーチャンも、人に何かをご馳走するのが大好き。
何食べる?やっぱり大好きなブブルアヤム?あ、でも何か別の物が食べたかったら買って来るわよ!果物も買ってあるから遠慮なく食べなさい!と、まるで実家に帰って来たかのよう。
というわけで、ジャカルタ最初の朝ごはんはブブルアヤム。鶏のお粥にカリカリの豚皮とか香味野菜なんかが載っていて、ピリ辛のタレをかけて豪快にかき混ぜて頂く。前回お世話になった時にハマったのを、イリアナはちゃんと覚えていて準備してくれてたみたいで嬉しい。
ランブータンマンゴスチンパッションフルーツも好きなだけたらふく食べた。
mofuwaさんに食べ方をレクチャーしつつ、イリアナが言うには、日本に来た時に日航ホテルは全体的には素晴らしかったのだけど、コース料理のデザートに素敵な南国のなんちゃらかんちゃらと高級デザートみたいな感じで書かれてあったから楽しみにしてたのに、結局冷凍のマンゴスチンだったのよ!冷凍の!!信じられる?!・・・らしい。日本ではマンゴスチンは高級品だから、まあまあ、落ち着いて、となだめる。

朝ご飯の後は、私達のお部屋を整えるためにイリアナとカーチャンがジョグジャに向けて、私達より数便早い便で旅立っていった。私達は数時間を潰すために、ショッピングモールへ出発!

インドネシアの旅 ジャカルタ前編②

今回ジャカルタで泊まるのは、ねっこさんのお友達、イリアナのおうち。

レトリバーのリロもシッポを振り回して大歓迎してくれた。

挨拶もそこそこに、スーツケースを開けてお土産を渡す。

ねっこさんと同じく焼菓子を店に出しているイリアナに頼まれていた抹茶パウダーや、見繕って来たお土産あれこれ、そしてイリアナの夫のビモに渡すガンプラ!(スーツケースにギリギリ入っていた)

渡したらスーツケースがすっきりした。これで心置きなくバティックが買えるわね。

 

夕飯は近所のおしゃれなインドネシア料理屋さん。

オーダーを全部イリアナに任せて、ミステリーディナーを楽しむ。

食べているうちに突然の土砂降り。乾季のはずなのに、雨季のような土砂降りが最近毎日のように降るらしい。止んでから帰りたい気持ちもあって、ゆっくり食べてたら苦しいくらいの満腹に。

それでもどうしても食べて欲しいと言われて頼んだ、ココナッツのデザート。

ミニクレープとアイスクリームなんだけど、ココナツなのにサッパリしていて、シュッと口の中で消えちゃう不思議な感じ。

偶発的に出来るミュータントココナッツという珍しいココナッツを使っているらしい。

だいぶ時間が経っても一向に雨が止まないので、諦めて土砂降りの中を帰宅。